ダイヤモンド・ネックレスのメンテナンス |
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ダイヤモンドは他の宝石と違って衝撃にも強く、薬品にも強い性質がありますので、お手入れは非常に簡単です。
わざわざ宝石店までお持ちいただく必要はございません。ご家庭で1分もあればお手入れできます。
お買い上げいただいたダイヤモンド・ジュエリーをいつまでもキラキラと輝かせるためにはお手入れをお忘れなく。
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簡単なお手入れ方法 |
ダイヤモンドには油になじみやすい性質があります。指が触れるだけで皮脂が付着して、表面が曇ってしまい、ダイヤモンドが輝かなくなります。 |
軽い汚れの場合には、食器洗い液体中性洗剤を指に付けてチェーンも一緒に洗い、水ですすいで、乾いたタオルで拭いてください。 |
ダイヤモンドの裏側(パビリオン側)が汚れている場合は、ぬるま湯に10分程度浸した後、歯ブラシに食器洗い液体中性洗剤を付けてブラッシングし水洗いしてください。 |
眼鏡用の超音波洗浄器に入れて洗うことは効果的です。チェーンと一緒に洗って下さい。
ただし、脇石付きの場合は脇石の爪が細いため、石がゆるむことがありますので避けてください。
また、クラリティがSI1以下のダイヤは、内包物の形状によっては内包物が大きくなったり、ひび割れする場合もありますから避けた方が賢明です。
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スライド式アジャスターについて |
スライド式アジャスター付きのネックレスは首一杯から最長45cmまで長さを調節できます。
普通のネックチェーンは、首の後ろにある金具(引き輪とプレート)がチェーンよりも重いため、歩いているうちに金具が前に出てきてしまいましたが、アジャスター付のチェーンでは、チェーンのはみ出した部分は首の後ろに下げることによって重りとなって、歩いたくらいでは前に出てきません。 |
長さを調節する場合は、面倒でも必ず首から外し、目の前で長さを調節して下さい。
後ろ手で調節しようとすると、アジャスター側ではない方のチェーンを引っ張ってしまうことがあります。そうすると、チェーンと金具とを繋いでいる丸カンが開いてしまい、ペンダントが落ちてしまいますのでご注意下さい。 |
スライド式アジャスターのアジャスター部分の中にはシリコンゴムが入っていますので、スライドさせるたびにシリコンゴムが次第に摩滅してきて、長い間にはストッパーの役目を果たさなくなります。その場合は修理に出して下さい。
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避けていただきたい使い方 |
プラチナや金は硬いという誤解があるようですが、軟らかいから加工ができるわけで、ステンレスのように非常に硬い金属では細かいジュエリーは作れません。
貴金属は硬いものにあたると傷が付きますし、ほんの一瞬でも強い力がかかると変形します。
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枠に傷が付く例 |
1. 他のジュエリーと接触させる
2. クレンザーや練り歯磨きなど研磨剤の入ったもので磨く
3. 旅行鞄などの金具にあてる
4. 金属、硬貨、陶磁器、食卓、机などにあてる |
枠に細かい傷がついた場合は、「ウィノール」などの金属磨きのジェルを柔らかい布に付けて拭くか、研磨剤を染み込ませた「ポリマール」などのポリッシングクロス(金・プラチナ用)で磨き、そのあと必ず歯ブラシに食器洗い液体中性洗剤を付けてダイヤモンドをブラッシングし研磨剤を落としてください。
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その他のご注意 |
ダイヤを止めている爪は細いので、ちょっとした力でも簡単に爪が開いてしまい、石が外れる原因になります。衣服に引っかけたりしないようご注意下さい。 |
石鹸を使って磨くと、石鹸かすが残る場合があります。 |
漂白剤に浸けておくと化学反応を起こして枠が変色することがあります。 |
電子レンジに入れると変色したり火花が飛んだりして危険なことがあります。 |
火の中に落としたりストーブに近づけすぎたりしないようご注意下さい。 |
着用したままサウナに入ると火傷することがあります。 |
着用したまま温泉に入ると温泉の成分により枠が変色することがあります。 |
稀に金属アレルギーを起こす場合があります。かぶれた場合は使用を中止し、すぐに皮膚科の医師にご相談下さい。 |