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ダイヤの選び方  入門編
 4Cについて
 ダイヤは非常に高価なものですから、その品質や価格を比較するのに世界共通の基準があれば便利です。1950年代にアメリカのGIA(Gemological Institute of America)が4つのCによるダイヤモンド・グレーディング・システムを開発し、それが現在では国際標準になっています。
 4つのCとは、Carat(カラット、質量)、Color(カラー、色)、Clarity(クラリティ、明澄度)、Cut(カット)のことです。

 宝石鑑別団体協議会(AGL)のメンバーではない鑑定会社が発行する鑑定書は、用語が同じであっても基準が違っていることがありますのでご注意下さい。
 Carat カラット
 カラットは宝石の質量を表す単位で、1カラットは0.2グラムです。caratはct.と表示されます。
 日本では0.123ct.というように小数点以下3桁までを表示しますが、GIAでは小数点以下2桁しか表示しません。

 ダイヤモンドは大きいものほど採掘量が少なくなるので稀少性が増し、他の3Cが同じであっても重さによって単価が変わります。たとえばD VVS1 Excellentという品質の0.5ct.のダイヤと同じ品質の0.7ct.のダイヤでは、重さは1.4倍ですが、価格は約2倍になります。

イナゴマメの莢と豆と粉末 ちなみに、Caratという語はイナゴマメ(carob)の種子に由来します。この小さな種子はどれをとってもほとんど同じ重さなので、初期の宝石商達は天秤はかりの片側に載せて使っていました。1913年に米国で1カラット = 0.2グラム とメートル法で規定し、その後世界各国で使われるようになりました。

 なお、真珠の質量を表す単位には国際的に匁(もんめ、momme)が使われています。1匁は3.75グラムです。
 Color カラー
 ダイヤモンドの色を、無色から黄色あるいは褐色やグレーの程度に応じて評価しています。
純粋無色なものをDカラーとし、E、F、G、H …… Zまでに分類評価します。そしてDからFをColorless(無色)、GからJをNear Colorless(ほぼ無色)、K,L,MをFaint Yellow(かすかな黄色み)と呼びます。
 N以下はOだとかPなどと細かく分類しないで、NからRまでをUnder N (Very Light Yellow)、SからZまでをUnder S (Light Yellow)と表示します。

D E F G H I J K L M N……R S……Z
Colorless Near Colorless Faint Yellow Very Light Yellow  Light Yellow

 褐色系のダイヤモンドは、K,L,MをFaint Brown(かすかな茶色み)、NからRまでをUnder N (Very Light Brown)、SからZまでをUnder S (Light Brown)と表示します。グレー系のダイヤモンドも同じように表記します。

 Z以下は黄色や褐色が強くなっていくにしたがって、Fancy Light Yellow (Brown)、Fancy Yellow (Brown)、Fancy Intense Yellow (Brown)、Fancy Vivid Yellow (Brown)となりますが、明度の落ちるものはFancy Dark Yellow (Brown)、Fancy Deep Yellow (Brown)という表記になります。
 
 カラーの判定には光源が重要です。標準光源は国際照明基準委員会が制定したB光源(4870°ケルビン)を使用します。そして判定するダイヤモンドと対比するのにマスターストン(つけ石)を使用します。GIAが持っている第1世代マスターストン(オリジナル)から第2世代マスターストンを作り、そのうちの1つを日本の標準マスターストンにしています。日本の鑑定会社は、宝石鑑別団体協議会(AGL)のトップグレーダーが認定した第3世代マスターストンを使用してダイヤモンドの判定をします。このマスターストンを使って判定した鑑定書には「JJA/AGL認定マスターストンセットa宦宦宦vと表記されています。

 価格は、他の3Cが同じであれば、DからZまで少しずつ下がっていきます。DからHまでは1グレードごとに約10%の差がありますが、需給関係の影響で3-5%ぐらいしか差がつかないこともあり、逆に15%以上の差がつくこともあります。
 Fancy Light Yellow 以下は逆に価格が高くなっていき、Fancy Vivid Yellow はDカラーよりもずっと高くなります。

 ところで、他社のカラー・グレードの説明にはGカラー以下には薄く黄色が表示されていますが、実際にはそんなにはっきりと分かるわけではありません。下の写真はDカラー(左端)からHカラー(右端)までをスキャナーで撮影したものです。光の当たり具合も関係しているかもしれませんが、全くカラーの区別ができないのではないでしょうか?これは、カットの項で説明しているディスパーションが色の判別を妨げていることによるものです。
 鑑定会社のグレーダーが実際にカラーグレーディングする場合は、下の写真のように裏にひっくり返してみます。こうするとダイヤのディスパーションの影響を受けにくく、ダイヤの地色を判別できるからです。
 Clarity クラリティ
 ダイヤモンドは地球の奥深くで非常に長い年月をかけて結晶化したものなので、その途中で圧力や温度により、ダイヤモンドの内部に透明ではない部分や外部に傷のような部分を持つことになります。人間で言えばほくろのような生まれながらの特徴で、こうした欠陥がないダイヤモンドは本当に稀です。
 こうした内部欠陥(Inclusion、内包物)や外部欠陥(Blemish)は、ダイヤモンドに入ってくる光が透過するのを妨げ、輝きに影響を与えます。
 クラリティは熟練したグレーダーが10倍の顕微鏡またはルーペで見て判定します。
グレード サブグレード 内容
FL (Flawless) なし 内部外部とも欠陥なし
IF (Internally Flawless) なし 内部に欠陥なし
VVS (Very Very Slightly Included) 1
2
熟練したグレーダーが見て発見が
困難な内部欠陥がある
VS (Very Slightly Included) 1
2
非常に小さな内包物がある
SI (Slightly Included) 1
2
10倍で見れば発見が容易であるが
肉眼では見えない。
I (Included) 1
2
3
肉眼で見え、光りの透過や輝きに影響を
与える大きさの内包物がある。

内包物の大きさのイメージ (GIAより引用)

 Cut カット
 ダイヤモンドは、他の宝石と違い、通常ラウンド・ブリリアント・カットという形をしています。これはダイヤモンドの上部(クラウン側)から入った光が、ダイヤモンド内部で反射し(全反射)、ダイヤモンドの上部から出ていくときにまばゆい燦めきを起こすように計算されているからです。

 逆に下部(パビリオン側)に光を当てても、光は中にほとんど入ることができません。ですからダイヤを埋め込むようなデザインでも輝きには影響がありません。

 カット評価の対象になるのは58面体のラウンド・ブリリアント・カットだけです。ラウンド・ブリリアント・カットが光学的にダイヤモンドの高い屈折率を最大限に活かしたカットだからです。それ以外の形はファンシー・シェイプ(変形)と呼ばれています。

 ダイヤモンドの輝きには3つの要素があります。
 1つ目はブライトネス(Brighteness 光輝)またはブリリアンス(Brilliance)と呼ばれ、ダイヤモンドに入った光が中で何度も屈折・反射(全反射)を繰り返して上(クラウン)から出てくるときに出る眩い輝きのことです。
 2つ目はディスパーション(Dispersion 光の分散)またはファイアー(Fire)と呼ばれ、ダイヤモンドに入った光が内部で全反射を繰り返している間にプリズム効果が生まれて、クラウンから出てくるときに、虹色の輝き(スペクトル・カラー)を出します。
 3番目はシンチレーション(Scintillation 閃光)と呼ばれ、ダイヤモンドを動かすことによってキラキラとする光のフラッシュ効果(スパークル)が生まれます。
 ダイヤモンドの輝きは、この3つの輝きの相乗効果で起こるものですが、これらを定量的に分析することは非常に難しいことです。GIAでは上の3つの要素に加え、重量比、耐久性(ガードルの厚さ)、研磨の状態、シンメトリー(Symmetry 対称性)を評価要素にしています。

 判定結果は上から順にExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorの5段階で評価されます。
 最高のグレードであるExcellentの場合、研磨の状態とシンメトリーはVery Good以上が条件ですが、この2つの要素もExcellentである場合、Excellentが3つになるのでトリプル・エクセレント(Tripple Excellent)と呼ばれています。 
 鑑定書について
 鑑定書という呼び方からダイヤの価格を表示しているように思われがちですが、正しくはダイヤモンド・グレーディング・レポート(Diamond Grading Report)です。
 日本では鑑定書は天然ダイヤモンドにだけ発行されます。合成ダイヤモンドやキュービック・ジルコニアなどの模造石には鑑定書が付きません。*
 
 高度な鑑別器械を使って天然ダイヤモンドかどうかの判別を行い、自動計測器を使って計測され、GIAの宝石鑑定コースを卒業したGIA GG(Graduated Gemologist)によって鑑定されて、鑑定書が発行されます。

 当社で販売する0.2カラット以上のダイヤモンドにはすべて中央宝石研究所の鑑定書が添付されています。 

 鑑定書には上記の4Cを記載するほか、ダイヤの形状(Shape)、寸法(Measurement)、色の起源(Color Origin)、研磨状態(Polish)、対称性(Symmetry)、蛍光性(Fluorescence)、プロポーション(Proportion)が記載されています。

* GIAでは2006年6月28日に合成ダイヤモンドについても鑑定書を発行することを決めたことを発表しました。
 形状 (Shape)
 ダイヤモンドの形状は、ラウンド・ブリリアント・カットが一般的ですが、楕円形、正方形、長方形、ドロップ形、ハート形、三角形などさまざまな形状があります。これらはファンシー・シェイプ(Fancy Shape)あるいはファンシー・カット(Fancy Cut)と総称されています。
 しかしながら、一般的にはファンシー・カットでは、ラウンド・ブリリアント・カットほどのキラキラした輝きを出せませんので、鑑定書ではファンシー・シェイプのカット評価を行いません。

ラディアント・カット(Radiant Cut)やフランダース・カット(Flanders Ideal Squere Cut)など輝き・燦めきを追求したファンシー・カットもあります。 
  寸法 (Measurement)
 ラウンド・ブリリアント・カットの場合、外径の最小値と最大値、全体の深さを表示します。
  色の起源 (Color Origin)
  ダイヤモンドの色が天然由来のものか人工的に作られた色かを記載します。
  研磨の状態 (Polish)
 ダイヤモンドのファセット(研磨された面)の研磨の仕上げ評価です。
 上から順にExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorの5段階に等級付けされます。
 カットの総合評価がExcellentであるためには研磨の状態の評価はVery Good以上でなければなりません。 
 対称性 (Symmetry)
 ダイヤモンドのファセット(研磨された面)の位置やバランスの仕上げの評価です。
 上から順にExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorの5段階に等級付けされます。
 カットの総合評価がExcellentであるためには研磨の状態の評価はVery Good以上でなければなりません。
 蛍光性 (Fluorescence)
 ダイヤモンドに紫外線を当てると、蛍光を発するものがあります。その程度により、None(全く蛍光なし)、Faint(かすかに蛍光を感じる)、Medium(中程度の蛍光)、Strong(強い蛍光)、Very Strong(非常に強い蛍光)の5段階に分類されます。  
 プロポーション (Proportion)
 テーブル径、ガードル厚、クラウンの高さ、クラウン角度、全体の深さ、パビリオンの深さ、パビリオンの角度、キューレット・サイズ、スター・ファセットの長さ、ロワー・ハーフの長さが記載されています。




























































お支払い方法 現金、振込、代金引換郵便・宅急便、デビットカード、ショッピングローン、クレジットカードがご利用いただけます。
なお、クレジットカードとショッピングローンでのお支払いでは手数料はお客様のご負担とさせていただきます。
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