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ダイヤの選び方  詳細編
 カラーはH以上、できればG以上
 ダイヤモンドは炭素だけの結晶で出来ています。ところが、地球は窒素で覆われています。そこで、炭素が結晶化するときに窒素を取り込んでしまい、それがダイヤモンドを黄色く見せているのです。
 たとえば透明なガラス瓶に蒸留水を入れ、そこにスポイトでお茶を一滴ずつ足していくと、少しずつ黄色みが出てきます。その程度によって色を分けているのだと考えると、分かりやすいかも知れません。

 カラーの判定はマスターストンを使って行なわれます。一般社団法人 日本ジュエリー協会(JJA)と一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(AGL)では共同で、GIA(Gemological Institute of America)に依頼してマスターストン日本標準原器を作りました。
 その標準原器に基づいて、鑑定会社各社がマスターストン・セットを持っています。そのマスターストンと判定すべきダイヤとを較べてカラーを決定します。

 カラーの判定は、普通の照明のもとではできません。カラー・テストに必要な光源は冬の午前11時頃の太陽直射光に相当する「標準北光線」と呼ばれる、色温度約4800度ケルビンの光源を使います。
 蛍光灯の昼光色が5000度ケルビンですので、それよりほんの少し黄色い感じの光源になります。

 ところで、公式の説明では、D、E、Fは「無色 Colorless」、G、H、I、Jは「ほとんど無色 Near Colorless」、K、L、Mは「僅かな黄色 Faint Yellow」とされています。でも、「無色」をどの様に区別するのだと疑問が湧くことだと思います。感覚的に言えば、Dは明るい透明感ある無色とでもいうほかないと思います。

 真っ白な背景のところで、D、E、Fを較べると、Dだけは確かにE、Fよりも白いかなと、微妙な違いを感じられますが、E、Fを普通の環境で区別することは非常に困難です。

 当社でお客様にブラインド・テストをした結果から申し上げますと、DとEを見分けることができたのは2-30人に1人でしたが、DとFですと3人に1人が分かりましたし、DとGですと3人に2人は分かりました。
 しかし、2つの石を隣に並べて比較したから分かったのであって、GカラーやHカラーのダイヤを1個だけ見て、黄色いダイヤだという人はいらっしゃいません。
 逆に、カットグレードの良い石は虹色がよく出ます。虹には黄色もオレンジ色もありますので、Dカラーでも黄色く感じる方がいらっしゃいます。

 勿論、同じカラーグレードでも微妙な違いがあります。たとえばHカラーでは、Gに近いHもあれば、Iに近いHもあります。そこで「真ん中のH」以上なら良いのですが、Iカラーに近いHカラーだというリスクを避ける意味からGカラー以上をお薦めするわけです。

 クラリティはVS2以上、できればVS1以上
 よく、クラリティのことを傷と言いますが、これは誤解される用語です。ご存知のようにダイヤは地球上で最も硬い物質で、ダイヤ以外にダイヤを傷つけたり、カットすることは出来ませんから、外部に傷が付けられているということではありません。(内部の傷が表面まで出てきていることはあります)

 ダイヤは高温高圧下で結晶化するのですが、結晶化するとき、圧力や温度など外部からの何らかの影響で、結晶の方向がずれたり、結晶にならない部分が残ったり、稀に異物が混入したりします。それが人間の眼には傷のように見えるのです。クラリティはFL、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3と分かれています。

 FLはFlawlessの略で、内部外部ともに無欠点ということです。IFはInternally Flawless、つまり「内部に欠点がない」という意味です。FLもIFもごく稀にしか入手できません。

 VVSはVery Very Slightly Included、つまり「ごくごく僅かに内包物を有する」の略で、VVS1が通常、最高のクラリティ・グレードです。
 同様に、VSはVery Slightly Included、SIはSlightly Included、IはIncludedの略です。
 尚、SIを、Slightly Includedの略ではなく、Slightly Imperpect(僅かに不完全)の略だとする意見もあります。

 ただ、日本人にとってSlightly Includedは分かりにくい表現です。個人的にはむしろSmall Inclusion(小さな内包物)とした方が分かりやすいのではないかと思います。

 下位のグレードになればなる程、1グレードの差は大きくなります。
I3は「これ以下ではジュエリー用には使えない」という最低グレードですから論外ですし、内包物の多い石は、ダイヤといえども衝撃に弱く、割れやすくなっています。

 SI2とI1との間には大きな差があります。それは肉眼で見えるか見えないかという点です。
 SI2ではどんなに眼のいい人でも肉眼で内包物を見つけることは出来ませんが、I1のダイヤは、内包物を10倍ルーペで確認したあとなら、眼の良い人ならば肉眼でも見つけることが出来ます。

 VS2とSI1についても大きな違いがあります。
 10倍ルーペを使って観察するとSI1では簡単に内包物を発見できますが、VS2では根気よく観察しないと発見できません。しかしカラーの項でも説明したように、同じグレードでも微妙な違いがあります。SI1に近いVS2もあれば、VS1に近いVS2もあります。

 ただし、VS2の場合、内包物の種類と位置によって、たとえばカーボンスポットのように黒い内包物の場合は、ルーペで比較的見付けやすくなります。白い気泡のような内包物でも専門家に位置を示してもらえば、普通の人でも10倍ルーペで確認できます。また、鑑定書に付けるダイヤモンドの写真に内包物が写ってしまうものもあります。ですから、できればVS1の方が望ましいと思います。VS1以上であれば10倍ルーペで見てもVVS1なのかVS1なのか私達のような業者でも普通の環境では区別できません。

 ですから、いたずらにIFやVVS1などクラリティの良いものを求めるよりは他のグレードを良くするか、大きさを重視した方が良いのではないでしょうか。

 しかし、最も大事なことは、絶対にVS2以上の石を選んで欲しいと言うことです。
 SI1以下の石ですと、石止めの時にガードル(外縁部)に内包物があると、石止めの力で内包物が大きくなったり、稀に割れてしまうリスクがあるので、特にリフォームは受け付けないお店がほとんどです。
 リフォームできないダイヤは、買ったときのままずっと使い続けなければなりません。子どもさんやお孫さんに譲ることもできません。言わば消耗品でしかありません。
 高いお金を出して、大きさ重視でSI1以下のダイヤを買うと、将来がっかりすることになりかねません。

 カットはExcellent以上、できれば3Ex H&C
 カットはExcellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)、Poor(プア)と分かれています。学業成績5段階評価の5,4,3,2,1ということでしょうか。

 さらにExcellentはTripple Excellent Heart & Cupid(トリプル・エクセレント・ハート・アンド・キューピッド  3Ex H&C)、Tripple Excellent(トリプル・エクセレント 3Ex)、Excellent Heart & Cupid(ハート・アンド・キューピッド Ex H&C)と普通のExcellentと4つに分かれます。

 本来、トリプル・エクセレントとハート・アンド・キューピッドは別の概念です。
 トリプル・エクセレントとはカットの総合評価がExcellentであるだけでなく、仕上げにかかわる2つの項目、プロポーションと研磨の状態が共にExcellentだと言うことで、3つのExcellentですからトリプル・エクセレントと呼んでいます。

 一方、ハート・アンド・キューピッドはプロポーションとシンメトリー(対称性)が優れていて一定の条件に当てはまるダイヤを特殊な器具(ジェムスコープあるいはジェムファンタジー)で覗くと、パビリオン(下)側からは8個のハート・マークが、クラウン(上)側からは8本の矢印(アロー・マーク)が見えることから、ハート・アンド・キューピッドと呼んでいます。

 なお、ごく稀にカットがVery Goodでもハート・アンド・キューピッドが見えるダイヤもあります。
 かつてハート・アンド・キューピッドをハート・アンド・アローと呼んでいましたが、この呼び名はハート・アンド・アロー鰍ノよって商標登録されて使えなくなってしまったため、現在の呼び名になりました。ただ、アメリカでは Heart & Arrow という用語を使っています。

 Excellentが4つに分かれている割にはVery Good以下が大雑把な等級付けだという感じがします。個人的にはVery Good1,Very Good2,Good1,Good2というようにもっと細かくする必要があると考えています。

 Good(中心値)とFair(中心値)とでは明らかに大きな差が存在します。ダイヤが大きくなればなるほど、輝きに影響を与えます。

 重さを基準にカットを選ぶとしたら、カットは0.3カラットならExcellent以上、0.5カラットならExcellent Heart & Cupid以上をお薦めします。クラリティがI1以下ではカットの良し悪しがあまりダイヤの美しさに影響を与えませんが、お薦めしているVS2以上のクラリティではカットの良し悪しはクラリティ以上に大切です。

カットについて更に詳しい説明はこちら

 蛍光性について
 ダイヤモンドに紫外線を当てると、蛍光を発するものがあります。その程度により、None(全くなし)、Faint(かすかに)、Medium Blue(中程度の青蛍光)、Strong Blue(強い青蛍光)、Very Strong Blue(非常に強い青蛍光)の5段階に分類されます。(注)

 ダイヤの価値は4Cで決まると言われているように、蛍光性はグレーディングとは無関係です。それにも拘わらず、蛍光性のあるダイヤは価値が劣るような記述がいろいろなサイトや本に見受けられます。

 青白い蛍光は黄色味を打ち消すわけですから、紫外線の強い場所で蛍光性の強い石をカラー・グレーディングすれば、紫外線の弱い場所で見るよりもカラーはよく見えてしまいます。しかし、カラーグレーディングは、標準北光線と呼ばれる冬の午前11時頃の太陽直射光に相当する光源の下で行なうわけですから、紫外線が強くありませんので、グレーディングを間違えるような心配はありません。

 また、あまりにも強い蛍光性を持っている場合、ダイヤ本来の地色をカラー・グレーディングすることが困難になる事があり、その場合にはカラー・グレーディングをしない事があります。
逆に言えばカラー・グレーディングされているダイヤはグレーディングに支障を来すようなものではないと言う事になります。

 蛍光性のあるダイヤは青光りをして蛍光性のないダイヤより綺麗に見えることがあります。実際に夏の屋外で、FカラーのStrong BlueとDカラーのNoneとを比べてみたところ、同じか、むしろFカラーの方が白っぽく見えました。

 宝石を選ぶ基準が「綺麗」と言うことである以上、蛍光性のあるダイヤを避ける事はないと思います。実際にStrong Blueのダイヤモンドだけを販売しているジュエリー店もあるほどです。

 ただ、蛍光性がStrong BlueやVery Strong Blueのダイヤのごく一部の石に、稀に薄いもやがかかったように見えたり、油をたらしたような感じに見えるものがあります。これはOily(オイリー)と言って透明感に影響がでているわけですから避けた方がよいでしょう。当社でもStrongやVery Strongの場合は、Oilyかどうか確かめて、Oilyではないものだけを販売しています。

(注)蛍光にはBlueばかりでなく、稀にGreenやYellowなどもあります。Blue以外の蛍光は不純物に起因するものと言われています。
蛍光の強さの分類は4Cとは違って基準がきちんと決まっているわけではないので、鑑定会社により段階が違うことがあります。
一般の光源
左・:Strong Blue  右・None
紫外線照射
左・:Strong Blue  右・None
  大きさについて
 海外ブランド店や国内の大手チェーン店では0.15カラットや0.2カラットのダイヤを婚約指輪として販売してします。
 婚約指輪をお求めになる年齢ですと、小さいダイヤは可愛らしくて、お似合いだと思いますが、婚約指輪は一生使うものです。

 例えば、普通の大学生が1カラットのダイヤ・ネックレスをしていたら、ちょっと嫌みな感じがしますし、60歳、70歳の女性が0.2カラットのネックレスを着けていたら、何か寂しい感じがしないでもありません。 そのように、年齢が増すと共に大きいダイヤが似合うようになってきます。

 そこで当社では基本的に0.3カラット以上のダイヤをお薦め致しております。




























































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