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この所、ジュエリー業者の盗難こ被害が続発しています。店舗荒らし、事務所荒らし、置引き、車上狙いと手口は様々です。しかし共通していることは大体が外国人チームによる犯罪だと言うことです。
言葉も土地にも不案内な外国人がどうしてジュエリー業者を狙って盗むことが出来るのでしょうか。そして盗んだ品物をどうやって処分できるのでしょうか。素朴な疑問をこうした犯罪の調査を専門にしている損害保険調査員にぶつけてみました。彼が言うには、犯罪の裏に関西系暴力団の存在があるということです。国内にそういう組織がなければ密輸するしかないわけですから、考えてみれば当然です。そして事務所荒らしを計画すると徹底的に事前調査を行って、いつ実行すれば一番良いかまで判ってから実行するそうです。
盗まれるのはジュエリーばかりでなく現金、手形も持ち去られます。現金は実行犯の仲間同士で山分けされ、手形やジュエリーなどは暴力団が買い取るそうです。手形は善意の第三者が取得したように見せかけ裏書きをするために、あらかじめ一連のペーパーカンパニーが用意されているので、手形を払わないようにするためには長期間の裁判で立証していかなければならず、費用もかさむため被害者側が諦めてしまうことが多いそうです。
ジュエリー業者が持ち歩く外交鞄を狙った犯罪は業者の集まる御徒町周辺だけで起きているわけではなく、都内全域で起きています。ある時は新宿発甲府行きの特急の車内で置引き事故にあっています。ということは被害者はずっと付け狙われているわけです。
犯罪は偶発的ではなく計画的なのです。プロに対抗するには余程しっかりした心構え、対策が必要ですね。
それにしてもお金やカードをばらまかれると、自分のものでもないのに拾おうとする浅ましい根性は何とかならないのでしょうか。 |
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