ブルガリ、大阪・西梅田に世界第2の直営店 2004年11月4日
イタリアの高級宝飾ブランド、ブルガリは11月9日、大阪・西梅田の複合商業施設「ハービスエント」の地下1階から2階に日本最大の直営店を開く。
通常の売り場に加え、商談のための3つの個室や顧客用のバーがあり、面積は計約850平方メートル。ブルガリの世界の店舗の中でも、米・ロサンゼルスに次ぎ2番目の規模という。
9月13日にブルガリが発表した2004年上半期(1月−6月)決算によると、日本での売上高は20%増の8434万ユーロで、イタリアを除く欧州全体の売上高と同じ水準に達し、母国イタリアの約1・9倍、米国の売上高の約1・7倍だった。
ブルガリ・グループのフランチェスコ・トラーパニCEO(最高経営責任者)は「世界の190店舗のうち30店が日本にある。売上高に占める割合は22%で、日本は世界一の高級品市場だ」と述べた。
同ビルは地下4階、地上28階建て、延べ床面積10万7000平方メートル。ブルガリのほかにもグッチ、ティファニーなど高級ブランドショップが入店する。


国立科学博物館で翡翠展 2004年10月15日
東京・上野の国立科学博物館では新館がグランドオープンするのを記念して「翡翠展・東洋の至宝」と題して、北京の故宮博物館の名宝や、古代の勾玉、現代のジュエリーなど400点を展示する。
開催期間は2004年11月13日(土)から2005年2月13日(日)の午前9時から午後5時まで。
詳しくは国立科学博物館ホームページまたは毎日新聞社ホームページで見られます。

真珠も鑑別書に「加工」表記 2004年9月25日
日本ジュエリー協会(JJA)と宝石鑑別団体協議会(AGL)は真珠の表記規定を今年10月1日から改正し、養殖真珠の鑑別結果は「養殖」と明記され、さらに「真珠特有の加工が行なわれています」というコメントを表記することになった。
既報の通り、今年9月1日から宝石の鑑別表記を改正し、宝石に施されている加工・処理をできる限り個別に開示することになっていた。真珠はその対象から外れていたが、加工が行なわれている以上、それを表記しないのはおかしいという意見が多く、今回改正することになったもの。
ほとんどの養殖真珠と一部の天然真珠には、色やテリを改善するため、加湿、漂白、調色加工が行なわれている。
続報(2004/10/15)
養殖真珠の鑑別コメントが「真珠特有の加工が行なわれています」から「潜在的に有する美しさを引き出す真珠特有の加工が行なわれています」と変更されることになった。
また「ケシパール」には「養殖」を冠しないことに変更された。
表記についての規定は宝石鑑別団体協議会(AGL)のホームページからご覧頂けます。

週刊新潮 高温高圧処理ダイヤの流通を警告 2004年7月22日
週刊新潮は7月29日号で、「50万円のダイヤが2000万円に化けている」と題して、高温高圧処理(HPHT)されたダイヤが鑑別をすり抜けて、無処理のダイヤとして流通しているという記事を掲載した。
記事によればブラウン系のダイヤを高温高圧処理して無色あるいはピンク、ブルーにしたダイヤは、本来鑑別書上に処理について記載しなければならないが、この処理に対する鑑別装置(顕微ラマン分光装置)を導入しているのは全国宝石学協会、中央宝石研究所、AGTジェムラボラトリーの3社だけで、その他の鑑別会社はこの処理を見破れないということだ。
(解説)
当社ホームページで既に1999年4月24日付けのニュース「ダイヤのカラー品質改良技術が発明された」でお知らせしていたように、HPHT処理はアメリカのGE社が開発し、ダイヤのガードル部分に「GE POL」のレーザー刻印をして販売されていたが、今年1月、GE社がこの部門を技術を含めて売却したため、これ以降、技術が拡散し、レーザー刻印無しの処理ダイヤモンドが出回ったと思われる。
当初GE社では鑑別不可能と豪語していたが、GIAはじめ各国鑑別機関での研究の結果、鑑別ができるようになっていた。
週刊新潮では書かれていないが、すべてのダイヤを顕微ラマン分光装置にかけるわけではない。そんなことをしたら時間と費用がかかってしまう。
ダイヤは皆同じと思われるが、実際にはタイプTとタイプUとがあり、ほとんどがタイプTで、これはHPHT処理しても無色やピンク、ブルーにはならない。
鑑別会社では、タイプ判別のため、紫外線発光器、偏光器、「ダイヤモンド・シュア」「ダイヤモンド・ビュー」「ケープディテクター」などの鑑別機器をさまざまに組み合わせて粗選別し、タイプUと判ったものだけ顕微ラマン分光装置にかけることになる。
顕微ラマン分光装置を持っていない鑑別会社は、タイプUと判ったものについて、自社では鑑別できない旨説明するか、3社に対して鑑別を依頼して対応する。
ただ、宝石鑑別団体協議会(AGL)加盟の鑑別会社には、鑑別技術水準に関する自主規制があるが、非加盟会社には規制が及ばないため、やはり高価なダイヤを買う場合は、AGL加盟会社の鑑別書がついていた方が安心だろう。

ダイヤの新マーケティングは右手の指輪 2004年7月16日
ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー(DTC)が明らかにしたところによると、好評の3個石・トリロジーに次ぐマーケティング戦略として、「右手の指輪」のキャンペーンを開始する。
イメージ・キャラクターには
アカデミー主演女優賞初の黒人受賞者として知られるハル・ベリー(Halle Berry)を起用。7月23日に米国で劇場公開される彼女の主演作「キャット・ウーマン」とタイアップして広告活動をする。








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