ジュエリー業界の倒産 高水準続く 2001年8月3日
帝国データバンクがまとめた2001年上半期(1〜6月)のジュエリー関連業者の倒産は61件、負債総額275億6300万円で、2000年下半期と較べて件数では2件減少しているものの負債総額では18%増加していることが分かった。これで1999年から半期60件ペースの倒産が5期続いたことになる。上半期の主な倒産としては、森真珠(兵庫県、4月、74億6000万円)、万葉インターナショナル(東京都、4月、39億6200万円)、ジュエリーエース(山梨県、3月、34億円)、吹田宝石(大阪府、2月、20億円)、賛光青森(青森県、4月、8億円)など。長引く景気低迷による売上不振で体力が弱っているところに多額の不良債権が発生し支えきれなくなるというパターンが多い。


ジュエリータウンおかちまち新会長に橋本養三氏 2001年7月15日
6月24日にジュエリータウンおかちまち会長の田畑和孝氏が逝去したことを受けて、7月11日の幹事会で新会長に橋本養三副会長の昇格が承認された。また空席となる副会長ポスト1名には前田昌彦前総務部長の復帰が決まった。当初、副会長の間では来年5月の総会までは橋本会長代行、前田暫定副会長体制で行こうとの話もあり、業界紙の中にはそのように報じたものもあったが、一部の幹事の要求により7月11日に臨時幹事会が開催され、両者が正式に正副会長に選出された。


エメラルド・チャリティ・フェア 2001年4月11日
コロンビアエメラルド輸入協会ではコロンビア大使館と共催で4月26日(木)、27日(金)の2日間、東京・六本木のラテンアメリカサロンでエメラルド・チャリティ・フェアを開催する。コロンビアで親を亡くした子やホームレスの子供たちを収容している施設、FUNDACION ACTIVO 20/30では子供たちの教育費と生活費で1人あたり年間17,000 円を必要としている。コロンビアエメラルド輸入協会では当日、エメラルド・ジュエリーを輸入卸価格で展示即売し、収益金をすべてこの施設に寄付することにしている。


ロレックスの独善的姿勢に非難集中 2001年2月19日
日本人に人気の高い輸入時計・ロレックスの修理について、昨年日本ロレックスが公認店以外には修理部品を供給しない、小売店手数料の廃止という方針を打ち出した。これに対して小売店側の団体である全時連では同社に改善を要望しているが、何らの回答も無いという。全時連としては法的対応も視野に入れているという。ロレックスが日本では唯一とも言える「売れる時計」であるため、小売店はどうしてもロレックスに「売っていただく」姿勢になっている。しかし修理を取り次いでも一銭にもならないなどという非常識な取引条件は独占禁止法違反ではないだろうか。ロレックスのこうした姿勢は昭和61年にもあり、このときは公正取引委員会が指導勧告を出した。この指導が破られた形になるだけに、公正取引委員会としてもきちんとした対応が必要だ。デザイン的には何の変哲もない時計をブランドとして崇めている日本の消費者の態度がこのような事態を招いたのではないだろうか。








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